前世の話その2

ブライアン・ワイス博士の
「前世療法」を読んで、前世への興味が出てきた私は
ある日、前世が見えるという人にみてもらいました。



私はイギリスで、しょうがい児を育てているお母さん。
夫はろくでなしで、昼間から酒浸り。
なので私は一生懸命働いて、得たお金を教会に寄付していました。私が死んだら、この子をよろしくといって。



教会のシスターはなにかと私の話を聞いてくれ、
アドバイスをくれたりしました。
私が死んだあと、件の子どもは教会の仕事をもらって
教会で暮らしたそうです。
毎日私のお墓に、お花を供えてくれたそうです。


この登場人物は、全員転生して、ひとつの家族として
生まれてきました。

しょうがい児は私の夫に、ろくでなしは息子に、
シスターは娘なのだそうです。

夫は、前世で私にとっても世話になったので
今世は私に恩返しする人生だと…‼️

不思議で面白いと思いませんか❓


まだこれには続きがあります。


何年かして、グループで前世を見る会に
参加した時のこと。

10人ほどの参加者は座敷に寝転がり
講師は間を縫うように歩き誘導していきました。

誘導に従い、確認出来たら手を上げるのですが
寝てしまうと手が上がりませんので
講師はその人の肩をトントンとたたき
起こしていきます。

残念ながら、私はすっかり寝落ちてしまい
前世はまったく見られませんでした。
何度も「トントン」されましたが
すぐに寝てしまうのでした。


ただ、ワークの最後に前世の自分とハグする場面で
頭のなかに降ってきたのが「メアリー」という名前でした。

どうやら私はメアリーだったようです。


みんなで今見えたものをシェアする時間にも
私はなにも見えなかったので、なにも言えず…。
以前に見てもらった時のエピソードから
「苦労が多い人生だったみたい。
メアリーという名前です。」💦
とだけお話ししました。


すると、そのグループの中に、明らかに
私と繋がりがあるとおぼしき人がいたのです。

その人は

私はシルクハットを被った紳士です。
目の前にメアリーという女性が座っています。
メアリーの隣には、男の子が座って絵を描いています。
でも、とても幼稚な絵です。どうやらその子は
しょうがい児みたいです。

と、言いました。


え?今なんて…???


その人は続けました。


この子を寄宿舎に入れるわけにはいかないし…
と、話し合いをしている場面です。と。


しょうがい児を育てているメアリー。
間違いなく、それは前世の私だったのです。



その紳士は、子どものお父さん。
資産家でした。

しょうがいがある子どもは
隠して育てられ、やがて使用人メアリーとともに、遠くで暮らすことになったのでした。
当時のイギリスでは普通のことだったそうです。


資産家の紳士は、二人が一生困らないお金を持たせました。


でも、メアリーが選んだ土地では、そんな奇妙な二人は
すぐに近所の噂になり…。

やがて、ろくでなしの男に目をつけられ、
家に入り浸られ、財産は使い込まれてしまったのだそうです。


その後のお話は、最初の部分に繋がります。


なんとまあ、すごいドラマチックなお話でしょ。


お金の使い方が雑な私の息子は、お金の学びを
前世から引きずっているのかもしれません(笑)

私たち夫婦はそんな息子をちゃんと育てることが
今世での課題なのかもしれませんね。


グループワークの最後に
前世の自分からメッセージをもらう場面が
ありました。

メアリーは私に言いました。

「私は苦労が多い人生だったけど、あなたは
幸せに。人生を楽しんでね!」


ハグした時には胸がいっぱいになりました。


私は、今とっても幸せ。
感謝してこれからも楽しい人生を生きていきます。

お読みいただきありがとうございました。